英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ベンチャーブーム、終わりの始まり

 今日も快晴。昨日も日中はポカポカと暖かかった。春近し、である。
 さて、今日は雇用統計の発表である。
 久しぶりのCR。ゴールドマンサックスの予想は19・5万人の増加。雇用関係の指標は良い数字、悪い数字がごちゃ混ぜになっている。失業保険の請求件数は低く、ISM製造業も良い。しかし、非製造業部門の数字はあまりよくない。
 http://www.calculatedriskblog.com/2016/03/goldman-payroll-preview-195k-forecast.html
 発表を前に、株価は堅調のようだ。
 http://www.wsj.com/articles/global-stocks-edge-mostly-lower-1456996623
 こんなニュースも飛び出している。フィデリティやブラックロックなど、ミューチュアルファンドの運用大手が、ベンチャー企業向け投資の評価を切り下げ、新規投資そのものも減らしている。
 これはシリコンバレーにとって悪いニュースである。これまではあふれるほどのお金が創業間もない企業に流れ込み、企業価値を空前の価格に押し上げていた。
 資産運用会社の方向転換はベンチャーブームの方向展開をより深めることになる。
 ブラックロックなどが保有もしくは投資のアドバイスをしているベンチャー企業向けの資産総額は10億ドルにのぼる。しかし、13のスタートアップ企業について、少なくとも一つのミューチュアルファンドは、現時点の評価額は投資額を割った。
 http://www.wsj.com/articles/mutual-funds-sour-on-startup-investments-1457043892