英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

サウジ、イランの輸出競争

 晴れ。今日も寒い。
 中国政府は、中国経済が製造業からサービス業へのシフトには逆風があると強調している。最新の経済指標をみると、その転換は骨の折れる事業であることがわかる。
 昨年の中国の経済成長率は6・9パーセントに下落した。このうち、サービス産業の割合は50・5パーセントとなり、初めて半分を超えた。一方、製造業の占める割合は、40・5パーセントに低下した。
 http://www.wsj.com/articles/as-growth-slows-china-highlights-transition-from-manufacturing-to-service-1453221751
 サウジアラビアとイランが、中国向け輸出をめぐって争っている。中国の習近平主席がリヤド入りした。2日間、エジプトに滞在した後、今度はイランに向かう。
 サウジとイラン両国にとって、中国は最大の原油輸入国だ。とくにイランは西側諸国による制裁解除を受け、日量50万バレルの原油輸出を計画している。とくに輸出先として有望視されているのが中国だ。中国は制裁期間中も輸入を続けていたうえ、輸入量が減っていたからだ。
 イランは欧州向け輸出シェアの拡大も狙っている。輸出価格を切り下げて対応している。
 http://www.wsj.com/articles/saudi-arabia-and-iran-tussle-over-exports-to-china-1453222569