今日は晴れ。気温は下がって冬らしくなった。
原油価格10ドルの時代が本当にやってくるのだろうか。そうではない、との理由は何か。
投資銀行は、ワーストケースシナリオとして、低価格原油を予想している。ベースシナリオは、今年後半に原油価格が回復するというものだ。
ゴールドマンは昨年9月、原油価格は20ドルまで下がると予想して、トレーダーたちを驚かせた。しかし、20ドルという水準は今ではびっくりするような数字ではなくなっている。
モルガンスタンレーも同じように20ドルを予想する一員だ。
しかし、もっとラディカルな予想をする投資銀行がある。RBSだ。先週、原油価格は16ドルになると予想した。スタンダード・チャータード銀行に至っては昨日、原油価格は10ドルにまで下落するとの予想を発表した。
http://blogs.wsj.com/moneybeat/2016/01/12/10-oil-sure-why-not/
原油価格低迷により、BPをはじめとしたオイルメジャーの人員削減、投資削減の傾向が鮮明になっている。
BPは数千人の雇用を削減することを決めたほか、ブラジルのペトロブラスは支出を100億ドル単位でカットする計画だ。
BPが発表したのは4000人の人員削減計画。上流の開発や生産分野で雇用を減らす。とくに打撃を受けている北海油田生産関連で人を減らす。
その理由はブレント原油が昨日、30ドルに達したからだ。12年ぶりの低水準である。
https://next.ft.com/content/1abc3764-b91f-11e5-bf7e-8a339b6f2164
イラン政府は2隻の米国海軍ボートを確保した。10名の米国人乗組員を拘束した。ペルシア湾における出来事だ。米国政府は即座に釈放するよう求めている。
折りしもオバマ大統領が年頭教書演説を行おうとする間際の出来事だった。
http://www.wsj.com/articles/iran-detains-two-u-s-navy-boats-1452634883