英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

緊縮財政という幻想

 昨日のFOMCについて。TimDuy教授。
 GDPが弱かったことについては、一時的な要因が指摘できる。季節調整の問題や天候の影響、西海岸の港湾スト、原油安による設備投資の減少、そしてドル高だ。
 第1四半期の結果を受けて、エコノミストたちは第2四半期の予想を引き下げたと報じられている。しかし、それは過剰反応というものだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5efdd482-ef1c-11e4-a6d2-00144feab7de.html#axzz3Ypqh2IiG
 クルーグマン教授が舌鋒鋭く、財政緊縮の問題点を指摘している。
 2010年、英国が前回の総選挙にまい進していた頃、世界の主要国は緊縮財政に躍起となっていた。しかし、2012年になって、IMFのチーフエコノミスト、ブランシャール局長は自らの過ちを認めた。つまり、経済が弱っている際に、歳出カットを進めてはいけないということだ。
 http://www.theguardian.com/business/ng-interactive/2015/apr/29/the-austerity-delusion