英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国はリセッション危機にあるのか

 せっかくの3連休初日は雨の始まり。
 大詰めを迎える「財政の崖」問題は、オバマ大統領が収入25万ドル以下の家計への税率を延長することなどを含む提案をまとめるよう、議会両党に要請した。金曜日に示されたオバマ案では、上位2%の富裕層を除いて税率上昇は回避し、200万人に対する失業保険給付も延長する。
 オバマ大統領は、1月1日までに残された唯一の選択肢としては、より穏健なプランしか残されていないことを甘受しているようにみえる。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8c3b6028-4b85-11e2-b821-00144feab49a.html#axzz2Fjx3nucI
 財政の崖をマーケットは注視している。いったん、オバマ大統領とベイナー氏の間で合意がなるかに思えたが、ベイナー氏が共和党内をまとめることができないことが明らかになり、失望売りが膨らんだ。
 ただ、財政の崖をめぐる議会交渉がこれだけ注視され、それに一喜一憂するというのは、悪いことではない。経済のモメンタム自身は回復している。住宅市場は改善し、第3四半期の成長率も3・1%成長が見込まれている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0774d1aa-4b6f-11e2-88b5-00144feab49a.html#axzz2Fjx3nucI
 米国はリセッション危機にあるのか。Tim Duy氏が堅調な鉱工業生産指数を根拠に、そうではないと反論している。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2012/12/solid-bounce-in-industrial-production.html