英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

揺らぐ緊縮財政

 晴れ。欧州は、メーデーの休日のようだ。
 日経新聞は読むところがない。こんな日はわざわざ出さなければいいのに…。
 企業の決算シーズンだが、欧州債務問題、特にスペインの行方が暗い影を投げかけている。株価もつれて下落。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/82f33b7a-9272-11e1-abdf-00144feab49a.html#axzz1tFi7s8WO
 ドイツのショイブレ財務大臣が、緊縮財政主導の成長回復計画を改めて強調している。
 フランスやギリシャ、オランダでは、厳しい財政緊縮策が世論の猛反発を浴びている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b1cfa4a0-92e1-11e1-aa60-00144feab49a.html#axzz1tFi7s8WO
 スペインがリセッション入りしたようだ。ユーロ圏加盟の17カ国のうち8カ国目。財政緊縮策によるもので、緊縮策への信認が揺らぎ始めている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304050304577375312057039088.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 欧州各国がとっている緊縮財政に対する批判がILOからも飛び出した。緊縮財政は労働市場を破壊し、狙いとする財政赤字の削減という目的も達成できない、と手厳しい。
 ILO予測では、失業者数が危機前の水準に戻るには早くても2016年までかかる見通しで、財政緊縮策は社会不安を招きかねないと懸念している。
 財政緊縮策で必要なのは、中期的な戦略で、緊縮策を進めるペースや財政再建の中身が問題になる。 http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,830589,00.html