英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

民間版QEを

 台風が直撃。雨と風が強くなったり弱くなったり。
 TimDuy教授。失業率と賃金上昇率の関係について。いったんこの両者の関係は崩れたが、ここへきて再び関係が復活しているように見える。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/10/fed-watch-is-there-a-wage-growth-puzzle.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+EconomistsView+%28Economist%27s+View%29
 今年の米国の雇用回復ペースは、1999年以来の良好さを保っている。このペースでいけば、今年は272万人の新規雇用者数となる見込みだ。長期失業者やパートタイム労働者の比率も近年になく低い水準となる。
 問題は賃金上昇率が緩慢な回復にとどまっていること。米国労働局によると、民間非農業部門の平均時間給は24・53ドル。昨年比で2パーセント上昇した。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/10/comments-on-employment-report-party-like-its-1999.html
 Simon Wren-Lewis教授。ユーロ圏諸国の経済パフォーマンスが非対称である点について。
 http://mainlymacro.blogspot.jp/2014/10/eurozone-asymmetries.html 
 来週ワシントンで開催されるIMF世銀総会を前に、FTのGavyn Davies氏がECBのQEについて触れている。
 ドラギ総裁は今年8月のジャクソンホールで、財政と金融、構造改革のまさに3本の矢が協力して大胆な政策をとっていくと述べた。しかし、欧州諸国の首脳たちはドラギ総裁に協力する兆候は見せていない。先週大胆なQE導入を宣言したECBだが、市場を驚かせるには至っていない。
 そこで提言されているのが民間版QEなるアイデアだ。 中央銀行が民間資産を買い取る。
http://blogs.ft.com/gavyndavies/2014/10/05/private-sector-qe-can-work-in-the-euro-area/