英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

最後の中央銀行

 FTのGavyn Daviesブログ。ECBはQEに踏み切る最後の中央銀行になった。600億ユーロの買い入れを18ヶ月続けるので、1兆ユーロQEと呼ばれている。クルーグマン教授は、“credible regime change” と呼んでいるがはたして本当にそうか。
 ただ、ECBがQEを導入した時期が大きく遅れたことで、デフレの危機は一層深刻になったという。
 マーケットの評価のものさしは3つある。ひとつは十分な規模か、もうひとつは債券買い取りに制限が付せられているのか。最後は、決定は全員一致か否か。おそらく、ドイツは反対票を投じただろう。
 ドラギ総裁の説明にも曖昧さが残る。インフレ率が目標に達するまで買い取りを続けるというオープンエンドの買い取りではなく、期限を区切った買い取りだ。しかし、延長の可能性もにおわせている。
 http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/01/23/qe-ecb-mr-draghi-finally-delivers/?