曇り。穏やかな初冬の日々が続く。昨日の更新の調子がおかしかったので、一部再掲も含めて。
まず、WSJのHilsenrath記者の記事。Fedの債券買取プログラムの出口が近づいていると予想している。金曜日の雇用統計が事前のコンセンサス予想以上の好結果だったためだ。依然として、債券買取プログラムを縮小することに異論もある。たとえば、1月まで緩和縮小を待つべきだ、という意見がその一つだ。しかし、マーケットをはじめとする世論は徐々に緩和縮小を織り込み始めている。
大きなリスクであった政府閉鎖の危険性も当面は遠のきつつある。
Fed内部では、雇用統計が今ひとつ良い兆候だと受け止められていなかったようだ。11月にかけて7%にまで失業率が落ちたのも、職のない労働者が求職活動をやめて、失業者の地位から抜け落ちたためだ。失業率の低下だけをみて、経済活動がよくなっていると判断するのは早計である。
Fed幹部が決断をためらっているもう一つの理由がインフレーション。2%の目標に対し、現在は0・7%のインフレ率にとどまっている。
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303722104579242614008515066?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories