曇り。
米国の予算強制削減についての論評だ。ゴールドマン・サックスのエコノミストが「峠は越えたか?」と題して、米国経済の先行きを占っている。このエコノミストは、労働市場の改善もさることながら、2000億ドルの増税にもかかわらず、消費が堅調であることに注目している。つまり、連邦政府の歳出削減は成長率に悪影響を与えるが、消費の先行きは堅調であることが下支えしている、とみている。
http://www.calculatedriskblog.com/2013/03/summary-for-week-ending-march-8th.html
FRB議長のことをもっとよく知りましょう、という論考。議会証言に立ったバーナンキ議長とある上院議員とのやり取りを題材に、バーナンキ議長がハト派であるのか、インフレ率に関して、戦後もっともパフォーマンスのよいFRB議長であったかを論証している。
CPIに関しては、バーナンキ議長よりマーチン議長時代のほうがパフォーマンスは良かったことは事実だ。また、インフレ率だけがFRB議長の業績を評価する物差しになるわけではない。
有名なボルカー議長の時代は高インフレに悩まされたが、彼は劇的にこれを引き下げることに成功した。FRB議長は2つのマンデイトを負っている。それゆえ、これは当たり前のことである。
http://economistsview.typepad.com/timduy/2013/02/know-your-fed-chairs.html