英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Mission Accomplished

 曇り。今日は雨の予報。
 アルゼンチンの総選挙。ブエノスアイレス市の保守系市長である挑戦者が与党候補を破って勝利した。国民は現職大統領のキルヒナー氏の介入主義的な経済政策にノーを突きつけた。 
 過去12年間、アルゼンチンでは左派系の支配が続いていたが、ここで右寄り路線に転じることになる。市長らの主張は停滞する経済や高騰するインフレに疲れ果てた有権者の心をつかんだ。
 新大統領は擦り切れ状態になった米国との関係改善も約束した。
 http://www.wsj.com/articles/argentines-cast-votes-for-president-1448209335
 ブリュッセルの厳戒態勢は3日目に突入した。すでに16人の容疑者が逮捕されている。ブリュッセルの一部の地域は週末、ゴーストタウン状態にある。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0a5fc5cc-9113-11e5-94e6-c5413829caa5.html#slide0
 Tim Duy教授の投稿より。表題はもちろん映画タイトルにかけたものだ。
 フィッシャー副議長やダドリーNY連銀総裁ら、幹部の発言を引いて、それぞれの幹部がデータ次第だと述べている。12月利上げが確かなことではないと示唆している。
 しかし、経済データがトレンドから外れ、急に変わることは考えにくい。今週発表される第3四半期のGDPは2・1パーセントに上方修正されることが予想されている。この数字は1990年代であれば、低い成長率だと評価されるだろうが、2010年代においてはまずまずの数字である。
 そして、ますます多くのFed幹部が、現在は完全雇用の状態にあると信じている。2パーセント台の低い成長率であっても、経済が過熱しているのではないかと心配する理由はあるのだ。
 残るは11月の雇用統計のみである。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2015/11/mission-accomplished.html