快晴。
苦境に陥った国内金融部門の救済のために、スペインがEUに支援を求める。条件として、新たな経済改革は必要とされない。数か月前まで、スペイン政府の首脳陣は支援は必要ないと主張していたが、土曜日夜に経済担当大臣は「欧州による融資を求める」と述べた。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ecofin/130778.pdf
スペイン側は救済を求める金額を明らかにしていない。しかし、ユーログループ側では上限として1000億ユーロを用意している。
スペインの面目としては、支援を受けた先行3カ国(ギリシャとアイルランド、ポルトガル)とは違う、ということを強調したいようだ。支援はあくまで銀行部門のみに限定されており、国全体のマクロ経済および財政改革が求められているわけではない、という立場だ。
Guindos財務大臣は「What is being requested is financial assistance. It has nothing to do with a rescue」と述べている。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b4deeb3a-b256-11e1-99ff-00144feabdc0.html#axzz1xGVsC2ix
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303753904577456044240154190.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopWhatNews
金融緩和という”モルヒネ”を求める声が強まっている。市場は中央銀行中毒にかかっている。だが、今週の中央銀行は残念ながら、そういう市場の期待の声を拒否した。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/17b50528-b185-11e1-bbf9-00144feabdc0.html#axzz1xGVsC2ix