英字紙ウォッチング

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フィンランドの反ユーロ機運

 曇り。昨日の久しぶりのテニスで、少し筋肉痛。

 フィンランドで総選挙があった。反ユーロの機運が高まっている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/aeed63d4-68d6-11e0-9040-00144feab49a.html#axzz1JlJ66cmy
 反ユーロを掲げるポピュリスト政党がフィンランドの総選挙で大躍進した。増税者の資金を活用したポルトガルなどへの救済に対し、北部欧州の人々の反対の機運を代弁した格好だ。
 政党はTrue Finns。19%の得票率で、前回07年の選挙では4.1%に過ぎなかった。
 フィンランドでは債務危機救済策に対し、議会の承認が必要になる。True Finnsが救済策を中断させるかが今後数週間の焦点になる。
 選挙結果が伯仲したものだったため、連立政権交渉は長引きそうだ。その結果、ポルトガル支援策の決定は来月までの期限に間に合わない可能性がある。
 フィンランドの支持は、EUにとって死活問題だ。というのも、救済ファンドの活用には、全会一致が必要とされているからだ。早速、フィンランドの支持なしに、ポルトガル支援が可能か、選択肢を探る動きが始まった。
 フィンランドの今回の投票結果は、最近欧州で相次いでいるポピュリスト、極右政党の躍進の一こまだ。
 関連記事も挙げる。
 http://www.ft.com/cms/s/0/c9ec3d9e-6463-11e0-a69a-00144feab49a.html#axzz1JmzM50LB
 
 最近のプライベートエクイティに関する記事。先行きに不透明感が増している。 
 http://www.ft.com/cms/s/0/c1350dbc-6917-11e0-9040-00144feab49a.html#axzz1JlJ66cmy
 プライベートエクイティに買収された病院経営大手HCAホールディングスが2月に上場した。
 この案件は、ベインキャピタル、KKRとメリルリンチが買収し、PEの絶頂期における象徴案件だ。