英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

英国財務省報告

 比較的すごしやすいとはいえ、今日も相当な暑さだった。昨日のテニスとその後の飲み会の疲れが残る。

 珍しく、夜の更新。ストレステストを反故にしているとして、ドイツが非難されている話。ドイツ当局とその銀行は、保有する国債の詳細を公表しない点が批判されている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/22241180-9831-11df-b218-00144feab49a.html
 CEBSは、銀行ごとのソブリンリスクの詳細を公表することで合意していたはずだ、としている。しかし、14あるドイツの銀行中、ドイツ銀行など6銀行は詳細を公表しなかった。

 話は転じて、ゴールドマンネタ。
 http://www.ft.com/cms/s/0/1f9082ac-981b-11df-b218-00144feab49a.html
 FCICが同社のデリバティブビジネスを調べるため、同社のシステムを徹底的に調べる、という話。GSが調査に非協力的だと非難していたが、話は相当こじれているようだ。

 次はマネーサプライブログより。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2010/07/26/a-tiny-bit-of-progress-on-macro-prudential-regulation/
 金融規制に関する新しいアプローチ、と題する英国財務省報告について。その要点は、tripartiteと呼ばれた旧規制体制のもとより、BOEがより強大な権限を持つ、というものだ。新しいツールとしては
 ・cyclical capital requirements
 ・risk weightsの変化
 ・leverage limits
 ・forward looking loss provisioning
 ・貸し出しと借り入れの上限
 これらは、英国内だけで規制するより、国際的に規制した方が効果がある。

 ストレステストの対象となった91銀行のhandytableなるものも出回っている。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2010/07/23/stress-test-results-handy-table/
 http://blogs.ft.com/money-supply/2010/07/23/compare-stress-test-banks/