英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドイツの財政緊縮法

 今日も天気は晴れ。新聞を取りに出ると、暖かい。日中暑くなりそう。

 昨日は千葉に久しぶりに映画を見に行った。日経新聞が先週の夕刊で紹介していた「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」。フィルムノワール、という紹介文に惹かれて見に行ったのだが、やや期待はずれ。アクションシーンは迫力あるが、ストーリーが今ひとつ。時折笑ってしまう想定やシーンが散見され、暗黒の世界に生きる人間の非情さ、残酷さに今ひとつ迫力がない。原題は「復讐」という意味なのだろう。邦題もよくない。

 朝、「時効捜査」(竹内明、講談社)を読了。警察庁長官狙撃事件の15年間を追った本だが、なかなか読ませる。著者は同世代なのだが、これだけの本を書ける筆者と自分とのあまりの差に落胆する。

 FTはドイツが、自国の財政緊縮法をユーロ圏諸国に拡大・適用するよう求めているとの記事。

 http://www.ft.com/cms/s/0/5ff35db4-6117-11df-9bf0-00144feab49a.html

 ドイツは2016年までに財政赤字をGDPの0.35パーセント以上にならないよう法定化しているという。0.35パーセントというと、日本だと、財政赤字は2〜3兆円しか許されない。現状のユーロの規定は3%なので、相当厳しい財政緊縮策であることが分かる。やや非現実的だが、こういう厳しいアイデアを発言できるようになったことに、ユーロ圏に厳しさが現れているといえそうだ。
 
 今週は今日(17日)と金曜日(21日)にそれぞれユーロ圏の重要会合が相次いで開催されるようだ。