英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ユーロのより深い改革

 今日も天気は冴えない。

 昨日、読売新聞がみずほの増資を抜いていたのに気付かなかったこともあって、日本の新聞のHPもチェックする。
 イギリス首相にキャメロン保守党党首が就くとのニュースが各紙ともトップに。
 日経経済面のコラム、欧州中銀の突然の国債買い取りに対し、「日銀、飛び火回避へ予防線」との記事がよかった。山口副総裁の記者会見のコメントを丹念に分析している。

 同じページで、野村のリーマン買収の収支勘定を分析した記事も良いように思う。間ーけっつ部門と投資銀行部門別に評価を加えている。単純に収益と費用を比較するだけのものさしでよいのか、という疑問もあるが・・・。

 それより、欧州の巨額支援スキームがまとまったというのに、株価が冴えないのが気になる。昨日の日経平均も下げた。NYも下げている。ユーロ・ドルも下げがきついようだ。スキームはまだ不十分ということなのだろうか。

 IMFのストロスカーン氏は、FTインタビューで短期の財政移転制度(short-term fiscal transfers、もしくはbudgetary transfers)の導入を訴えている。