今日の天気は雨。路面が濡れているが、いま雨は降っていないようだ。
今日の日経は欧州中央銀行の国債買い入れが一面のトップ。これは「nuclear option」と呼ばれているらしい。昨日は、日銀も緊急の政策決定会合を開き、ドルスワップ協定を再締結。目立たないが、理事人事も発令されていた。どんな意味合いがあるのだろう。
FTはグラフィックで、7500億ユーロの内訳を表現している。ユーロ拠出分5000億ユーロのうち、4400億ユーロは「Eurozone-backed loan guarantees」、600億ユーロは「European Union balance of payment facility」。IMFは2500億ユーロで、これはユーロ拠出分の常に半分になる。
いくつかの疑問点を箇条書きで。
・ユーロが債務保証するに際しての条件
・債務保証が焦げ付いたときの原資
・600億ユーロのbalance of payment facilityとは?
・ECBの国債購入規模は?
FTに引用されているエコノミストは、「今回の措置で危機が回避されても、成長がなければ未来はない」と言っている。
いろいろブログをみて回ったが、5月7日、すなわち先週の金曜日は、明らかに危機の瀬戸際にあったようだ。危機対応策の打ち出しも、10日のアジア市場が開く前に、というのがギリギリの期限。
今後の注目点は何か。
ひとつはギリシャの緊縮策がどのように、どの程度実行されるか。ギリシャのユーロ離脱が現実化するのかが注目される。
また、ユーロの機能再編として、財政面での統合がどこまで進むか。