英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ソブリン債の新リストラ案

薄曇り。 国の破綻スキームの仕組みづくりを求める声が高まっている。アルゼンチンとヘッジファンドの間の法的紛争が背景にある。現状の仕組みでは、政府債務を整理する作業には弱点があるという。2002年にIMFが提唱したソブリン債務のリストラクチャリ…

政治化する中央銀行

晴れ。気温は2度前後と低いが、不思議と昨日ほど寒く感じない。 今年FOMCの投票メンバーに入るセントルイス連銀のブラード総裁がインタビューに応じている。インフレ率が2・5%を超えない限り、失業率が6・5%以下にならなければ、ゼロ金利を解除しない…

雇用統計(12月)

晴れ。いつもの週末が戻ってきた。 12月の雇用統計が発表された。非農業部門の新規雇用者数の増加幅は15・5万人だった。2011年と12年の平均的な数字に落ち着いた。失業率は7・8%と変わらなかった。 ただ、今回の結果について前向きな評価は出…

雇用統計(事前予測)

今晩、米国の雇用統計が発表される。事前予測によると、コンセンサス予想では20万人を超える、新規の非農業部門雇用者数の増加が見込まれている。 http://www.calculatedriskblog.com/2013/01/friday-employment-report.html

エヴァンズ基準

Fedが金融緩和の終了に転じる基準として考えている具体的な雇用市場の条件は、シカゴ連銀のエヴァンズ総裁が昨年11月のスピーチで示している。そのスピーチを読んでみる。 http://www.chicagofed.org/webpages/publications/speeches/2012/11_27_12_cdhowe.c…

FOMC内のFault Line

晴れ。風が強い。 今日は大発会。一時株価は300円超上昇した。 3日に公表された12月FOMCの議事要旨によると、Fed内部で、債券買い取りプログラムをどの程度の期間続けるのか、意見が分かれてきた。WSJのHilsenrath記者はこれを”Fault Line”と呼んでいる…

トルコと日欧の明暗〜製造業指数

世界の製造業指数をまとめたもの。JPモルガンの購買担当者指数が公表された。これをみると、日本と欧州の製造業の減速ぶりは際立っている。世界で拡大ぶりが級なのは、トルコやインド、メキシコ。”Contracting Faster”なのは、スペインや日本、ドイツなど。…

財政の崖第二弾

晴れ。少し風が残る。 昨日決着した財政の崖。最終的に民主、共和両党の合意がなり、米国発のリセッションが避けられたことで、世界の株式市場は上昇している。しかし、2月末にも財政の崖第二弾が待ち受けていることに加え、今回の合意の経緯があまり好まし…

アベノミクス考

今日は風が強かったが、晴天。 財政の崖がぎりぎりで回避されたことを受け、欧州の株式市場は上昇相場を演じた。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0f96e916-548b-11e2-9d25-00144feab49a.html#axzz2GoeFickG 2日に公表された韓国、台湾、インドの購買担当者…

財政の崖先送り

あけましておめでとうございます。 東京の2013年元旦は、冬の透き通るような青い空が広がる、穏やかな日となった。今年は良い年であることを祈りたい。 さて、米国の財政の崖は、ホワイトハウスと上院共和党が「崖」回避で合意した。過去20年間で初め…