英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

財政の崖先送り

 あけましておめでとうございます。
 東京の2013年元旦は、冬の透き通るような青い空が広がる、穏やかな日となった。今年は良い年であることを祈りたい。
 さて、米国の財政の崖は、ホワイトハウスと上院共和党が「崖」回避で合意した。過去20年間で初めて所得税の税率が上昇する。数百万人に対する失業保険給付は継続し、中間層に対する税控除も延長される。
 ただ、1100億ドルにのぼる歳出カットの交渉は2か月間延長される。http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323820104578213242594177744.html?mod=WSJ_Home_largeHeadline
 ただ、議論のテーブルに載っているのは税制のみで、共和党民主党が予算問題について合意できるかどうかは予断を許さない。歳出削減のほうがより交渉の難易度が高く、2か月間先送りされた。
 つまり、財政の崖は回避されたというより、先送りされた、というほうが実態の理解としては正確なようだ。そして、今度は債務上限問題がメインテーマに浮上してきた。
 今回合意された富裕層向けの税率については過去20年間で初めて、富裕層向けの増税が実現した。夫婦で年収45万ドル以上の層の税率を引き上げる。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/6125fcaa-5395-11e2-bc9c-00144feab49a.html#axzz2GhBYPMI6
 下記はFTが特集していたビッグデータ関連の記事。
 http://www.ft.com/intl/indepth/big-data