英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

雇用統計(12月)

 晴れ。いつもの週末が戻ってきた。
 12月の雇用統計が発表された。非農業部門の新規雇用者数の増加幅は15・5万人だった。2011年と12年の平均的な数字に落ち着いた。失業率は7・8%と変わらなかった。
 ただ、今回の結果について前向きな評価は出てきていない。米国経済の成長率はせいぜい2%程度にとどまるとみられている。特に、財政の崖が引き続いて、成長に暗い影を落としている。 
 もし今後の5年から10年間、3%近い成長が実現できたなら、失業率は5・7%程度まで低下することが見込まれる。
 また、民間部門と公的部門とで雇用の明暗が分かれた。民間部門の雇用は順調に成長しているが、中央政府、地方政府とも雇用を減らし続けている。
 民間部門の問題も、生産性の上昇により、これ以上雇用を増やす可能性が低下していることだ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324374004578221291910741394.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 次はCalculated Riskによる雇用統計の分析。2012年の1年間では183万人の新規雇用を生み出すことができた。先に触れたように、公共部門は雇用を減らし、民間部門は190万人の新規雇用を創出した。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/01/employment-report-comments-and-more.html