英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州危機の伝播経路

欧州がリセッション入りしているのだとすると、米国景気はどういう状態にあるのだろうか。米国は、欧州と異なり、リセッション懸念から抜け出した、というのがその見立てだ。 欧州からの危機の伝播はまず貿易チャネルが考えられるが、GDPに占める欧州向け…

イエレンスピーチ

日々冬らしくなっていく。穏やかな晩秋の休日。 昨夜は野田首相がTPP参加交渉入りの記者会見を行った。 イタリア情勢は、議会下院がEUと同意した経済改革を承認した後、ベルルスコーニ首相が週末に辞任する。後任のモンティ氏の就任式は11月15日の…

新首相

雨。気温も冬らしくなってきた。連日オリンパス関連の報道がトップを飾っている。 市場の混乱により、EFSFの増強に困難をきたしている。イタリアの借り換えコストが上昇した場合に、どう封じ込めるのか、仕組みが見えないでいる。 http://www.ft.com/int…

イタリア続報

オリンパス問題の底が見えない。監査法人はどうなるのだろうか。 とうとうイタリアに火がついたようだ。 イタリア市場に対する懸念が米国でも広がっている。何をすれば、マーケットのセンチメントを変えることができるのだろうか。 http://www.ft.com/intl/c…

ベルルスコーニ辞任

朝が随分冬らしくなってきた。 イタリアのベルルスコーニ首相が辞任に追い込まれた。議会で新しい金融安定化法案が可決された後、辞任する。 http://www.oecd-ilibrary.org/taxation/consumption-tax-trends_19990979 首相に辞任の知らせに、ユーロは反発し…

イタリア

衆院予算委員会の審議が行われている。TPP、税制改正、消費税など、大型案件が目白押しだ。 説明責任やガバナンスなど、イングランド銀行に対し、英国議会が抜本的なあり方見直しを求めている。http://www.ft.com/intl/cms/s/0/99658222-0970-11e1-a2bb-0…

フラットタックス

米国で話題になっているフラットタックスについて。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2011/11/the-problem-with-flat-tax-fever.html

ギリシャ連立政権

雨だが、日中は晴れそうだ。今朝の日経は、教育面の投稿が興味深い。税金の使い道は社会保障を優先と考える人が多く、私的便益ばかり注目される風潮に警鐘を鳴らしている。経済教室も興味深く読んだ。 ギリシャ続報。大連立政権が成立した。 http://www.ft.c…

バーナンキ会見録(2011年11月)

11月2日のバーナンキ議長による記者会見録が公表された。 合計21問。質問は順番に ①大統領選の共和党候補者から出ているFed批判 ②名目GDPターゲット政策のメリット、デメリット ③ウォールストリートの抗議活動のFed批判 ④失業率見通しと、20…

連立拒否

朝は濃霧。何と、錦織選手がジェコビッチを破る大健闘。すばらしい。 米国ヤフーのトップページで紹介されていた共和党候補者の自宅シリーズ。各候補者とも、豪邸住まいだ。 http://realestate.yahoo.com/promo/homes-of-the-gop-candidates.html ギリシャ情…

インドネシアよ、こんにちは

ブラジルの中央銀行の政策目標として、物価の安定だけでなく、経済成長や雇用の創出を課そうという法案が議論されている。 きっかけは8月末の突然の利下げ。インフレ率は目標レンジを上回っているのに、利下げが敢行された。これでインフレ目標レジームへの…

米雇用統計(10月)

米国の10月の雇用統計が発表された。おおむね市場は好感しているようだ。 非農業部門の新規雇用者数は8万人の増加。ペースは安定しているが、非常にゆっくりとしている。失業率は9・0%に低下した。 8月の発表時には、新規雇用者数の増加はゼロとされ…

パパンドレウ信認

暖かい日が続く。今週は波乱の一週間だった。 ギリシャのパパンドレウ首相は信任投票で信認された。来年初には総選挙を行い、新しい連立政権ができれば、辞任するとの意向を示した。http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8e804f62-070a-11e1-8ccb-00144feabdc0.ht…

大転換

快晴。穏やかな朝。連休の谷間で、心持行きかう人も少ないような気がする。 一方、国際ニュースは話題がてんこ盛り。 時々刻々と事態が変化していく。今度はパパンドレウ首相が国民投票案を放棄した、との報。代わりに、議会で信認投票を行う。ドラマチック…

パパンドレウ辞任

夜になってギリシャ絡みのいろんなニュースが飛び込んできた。 パパンドレウ首相辞任のニュース。 http://www.bbc.co.uk/news/world-15575198 閣内では国民投票をめぐり、閣内不一致もあるようだ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9366ce44-0605-11e1-ad0e-…

ドイツの奇跡

米国をはじめとした先進国の失業率が10%に達しようという中で、ドイツの失業率が7%というのは「ミラクル」とされる。その分析。 識者は、2003年から05年にかけて行われた労働市場改革の成果を強調し、01年から賃金が上昇していない点を指摘して…

最後通牒

EUは80億ユーロのギリシャ支援を一時停止し、ユーロ圏から離脱するのか、明確な決定をするよう求めた。 国民投票は12月4日の日程を早めるよう、独仏トップから求められている。国民投票で問われるテーマは、救済計画の是非ではなく、ユーロ圏のメンバ…

バーナンキ会見

薄曇りの休日。さあ、今日未明のバーナンキ会見はどうだったのだろうか。 「経済見通しには顕著なダウンサイドリスクがあり、欧州財政や銀行問題には注視が必要だ」と述べている。 記者会見では、2番目の質問で、名目GDPターゲット政策の是非について、…

ドイツの失業増

今日も快晴。だが、暗いニュースが多い。前任、前々任の総理大臣と違い、つまらぬことで政治が停滞することはなくなったが、政策が前に進んでいるという実感はない。 ドイツの失業者数が増加している。昨年初以来、初めて増加に転じた。10月の失業者数は2…

NGDPターゲット

名目GDP目標政策の提案が波紋を広げているようだ。経済関係のブログの世界では過去2年ほど論議を呼んできたテーマだそうだ。 http://oregoneconomicanalysis.wordpress.com/2011/11/01/nominal-gdp-targeting-a-contribution/ この政策は、従来のテイラ…

投資銀行のリストラ

クレディスイスが1500人のリストラに踏み切る。プライベートバンキングなどは拡張モードだが、投資銀行部門の縮小を図っている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a221de54-0459-11e1-ac2a-00144feabdc0.html#axzz1cMpdcHUo 野村もコスト削減に走ってい…

ギリシャ国民投票

快晴。今日から11月。気持ちの良い朝だ。 とうとう欧州危機の犠牲者が出た。米国のブローカーディーラー大手、MFグローバルが経営破たんした。欧州ソブリン債に多く投資していたことが響いた。米国の金融機関としては、リーマン破綻以来の大型倒産だ。商…