薄曇りの休日。さあ、今日未明のバーナンキ会見はどうだったのだろうか。
「経済見通しには顕著なダウンサイドリスクがあり、欧州財政や銀行問題には注視が必要だ」と述べている。
記者会見では、2番目の質問で、名目GDPターゲット政策の是非について、問われている。
昨日までの2日間にわたるFOMCで、Fedは成長見通しを引き下げ、低インフレ率が数年続くと見通した。短期的な金融政策に変更はなかった。
2012年の経済見通し中央値は、6月に出した3・5%から2・7%に引き下げられた。失業率は来年末まで8・5%と見通している。インフレ率は1・5%から2%の間で2014年まで推移すると見通した。
バーナンキ議長の声明文には、一層の資産購入策はありうるオプションだ、と記され、マーケットは持ち直した。
FOMC決定の議決は、9対1。より一層の緩和を直接求めるシカゴ連銀のエヴァンス総裁が反対にまわった。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5ff5cee0-056d-11e1-8eaa-00144feabdc0.html#axzz1cMpdcHUo
反対にまわったエバンズ総裁は、もっともハト派とみられていた。前回FOMCで反対にまわった3人は今回賛成した。
http://blogs.ft.com/money-supply/2011/11/02/fomc-statement-evans-dissents/#axzz1cYrBiwZg
FOMCの経済見通しは過去と比較して明らかに悪くなっている。
http://www.calculatedriskblog.com/2011/11/bernanke-press-briefing-215-pm-et.html