英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドイツの失業増

 今日も快晴。だが、暗いニュースが多い。前任、前々任の総理大臣と違い、つまらぬことで政治が停滞することはなくなったが、政策が前に進んでいるという実感はない。
 ドイツの失業者数が増加している。昨年初以来、初めて増加に転じた。10月の失業者数は294万人。日本の失業者数とほぼ同規模だ。失業率も上昇して7%に。これは日本よりかなり高い。
 これはドイツ経済にとってターニングポイントになるのだろうか。アナリストはそうではない、と否定している。失業者数が増加に転じたといってもわずかであり、多くの企業は受注残を抱え、採用を増やそうとしているからだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/deb466b4-0541-11e1-a3d1-00144feabdc0.html#axzz1cMpdcHUo
 欧州金融安定化ファンドが水曜日に10年債を起債する予定だったが、マーケットの混乱で直前に延期になった。ギリシャによる国民投票案がサプライズとなり、投資家の応札が見込めなくなったからだ。
 一方、ECBは市場への介入を続け、イタリア国債の買い入れを行っている模様だ。イタリア10年国債金利は6・5%弱。市場では持続不可能だとされている金利水準だ。
 「1兆ユーロの消化力のあるファンドとされていたが、30億ユーロが調達できない」と皮肉る声もあがる。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/98caf176-053d-11e1-a3d1-00144feabdc0.html#axzz1cMpdcHUo
 中国の短期金融市場の金利が急低下し始めた。成長持続のため、当局が金融緩和に乗り出した模様だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b75bca18-054a-11e1-b8f4-00144feabdc0.html#axzz1cMpdcHUo