快晴。
アメリカの有権者は、バイデン大統領に問題があるとみている。それは年齢の問題だけではない。大統領にふさわしくないと感じている。
アメリカの大統領は国際社会における政治家であり、議会と交渉を行う責任者であり、厳しい局面における指導者であり、テレビのエンターテイナーでもあるかもしれない。
バイデン大統領にとっての挑戦は、彼が数多くの立法や外交的成果をあげているのにも関わらず、多くの有権者が彼のことをこうしたアイデンティティを体現するのにふさわしくないとみていることだ。むしろ、こうした有権者はバイデン氏のことを、大統領府に居座るのに失敗した人物だとみている。年齢問題に改めて焦点が当たり、彼のコントロールを超えたところで物事が起きるリスクがあるとみている。
というのも、木曜日に彼の機密文書の取り扱いに関する調査報告書が出たからだ。報告書によると、バイデン氏は記憶力が乏しく、インタビュー時の能力の減退を示したという。エジプトのシシ大統領のことを、メキシコの大統領と言い間違えたことに示されている。
過去の大統領も言い間違えはある。ブッシュ氏もトランプ氏もそうだ。トランプ氏に至っては、ライバルのヘイリー氏とペロシ氏を言い間違えている。
しかし、バイデン氏の過ちは単に言い間違えで済まされない深刻さがある。81歳のバイデン氏は過去最高例の大統領であるとともに、力強いリーダーかつ有権者の感情的な絆を築き上げることに失敗していることにある。
プーチン氏のメッセージ。タッカー・カールソン氏と会談し、その模様が配信された。ロシア大統領は信頼できる人物ではなく、マネをしたり、尊敬に値する人物でもない。
タッカー・カールソン氏のプーチン氏に対するインタビューは、カールソン氏の計画通りにいかないことがそう遠くなく、はっきりするだろう。カールソン氏の最初の質問は、NATOや米国がロシアに与える脅威についての質問だった。プーチン氏の答えは、歴史をさかのぼる長々としたものだった。
今回のインタビューは2月6日にクレムリンで録画された。2日後にオンラインで配信された。2022年にウクライナに侵攻して以降、西側メディアによってインタビューを受けたのは初めてのことだ。これは転換点となる出来事である。