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「赤い波」は来なかった

 快晴。

 アメリカの中間選挙。バイデン氏は2期目の出馬を検討しているのだという。来年初めに最終的な決断を行う予定だ。中間選挙では民主党が予想以上に健闘しており、そのこともこの決断の背景にありそうだ。

 バイデン大統領は夫人と相談の上、再選に向けて出馬を検討していると述べた。火曜日の中間選挙では、民主党は大敗北を逃れることができた。しかし、上下両院で過半数を失うリスクは依然として残っている。

 有権者民主党だけでなく、共和党にも政治的な強い信任を与えたわけではない。

 今回の投票結果はバイデン氏と民主党にいくらかの安心を与えた。というのも、事前予想では大敗北が予想されていたからだ。しかし、大統領選への出馬を狙うトランプ氏には大きな痛手となった。というのも、2024年の大統領選を狙うには、自身が支持する共和党候補者が勝利する必要があったからだ。

 しかし、トランプ氏の前に、フロリダ州知事のデサントス氏が立ちはだかる。バイデン氏は誰が一番のライバルかと問われ、「彼らの食い合いが見ものだ」と答えた。

 一方、バイデン氏も高齢である。今月には80歳を超え、支持率も低迷している。中間選挙出口調査によると、3分の2の有権者がバイデン再選を望んでいないという。とくに下院では、競合地区で民主党が検討しており、予断を許さない。今回の中間選挙の真の勝者はデサントス氏であるという声もあがる。

 https://www.ft.com/content/cd060035-5003-44d8-9b5c-33370f69f7f4

 中間選挙

 https://www.wsj.com/articles/frustrated-republicans-try-to-explain-lack-of-midterm-red-wave-11668036382