英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イタリア発、債務危機か

 曇り。

 ニューヨークでは移民危機が起きている。これは民主党員の間で考え方をめぐる緊張を高める要因となっている。

 https://www.ft.com/content/d5633f70-dfed-4e08-b971-705516da6b79

 イタリアでは財政への不安が高まり、金利が上昇。欧州の債券市場に飛び火している。欧州の国債価格が木曜日に急落した。投資家はイタリアが発表した予想より大きな財政赤字に反応している。同時に中央銀行が予想よりも長い期間、金利を高めに誘導するだろうとの見通しも拍車をかけている。

 イタリアの10年国債利回りは0.17%ポイント上昇し、4.96%をつけた。これは過去10年間でもっとも高い水準である。イタリアのメロー二首相は成長の見通しと財政赤字の目標を来年以降に引き下げた。

 国債の売りは英国市場にも広がった。英国債は4.57%をつけている。

 原油価格の高騰も債券売りの引き金になっているという。原油高がインフレはまだ死んでいない、との連想を生んでいる。

 ユーロ圏においては、イタリアの国債発行が予想よりも多いことが、EUの定める財政ルールに来年、抵触するのではないかとの思惑を浮上させている。フランスの10年国債利回りも3.5%に達した。

 https://www.ft.com/content/b956c3cb-fd81-43a6-a0e3-3ebf4ec1bd8b

 原油高が止まらない。一バレル96ドルを超えた。

 https://www.ft.com/content/a789507e-c540-4082-a8f0-c172325aa251