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イングランド銀行も利上げへ

 快晴。

 イングランド銀行が利上げを行った。0.75%幅の利上げである。この利上げ幅は30年ぶりの規模で、イングランド銀行はこれ以上の利上げは現在のところ必要ないとしている。

 イングランド銀行によると、市場が将来考えるほど、借入コストは上昇しないだろうというシグナルを送った。上昇する物価を押さえこむために、30年ぶりの大きな利上げを行った。

 BOEによる0.75%幅の利上げにより、金利は3%に到達した。この水準は2008年以来の高い水準である。しかし、ングランド銀行は異例の強めのガイダンスを行った。その内容は、金利はこれ以上引き上げる必要はないというものだ。というのも、この先、リセッションが待ち構えているからだ。

 BOEのベイリー総裁は、「将来の金利について約束はできないが、現在立っている位置から判断すると、金利は現在の金融市場が考えている以上に上昇することはないだろう」と述べた。

 https://www.ft.com/content/7ee4ebdf-ac70-4c9f-84e7-1341ade60bc0

 外貨投資を行う際のヘッジコストが上昇している。国によってヘッジコストは異なり、ひいては金融システムリスクにつながる恐れがある。

 ドルは過去1年間で20%ほど増価しており、専門家は金利上昇と混乱に備えて安全資産を買う要因が影響しているのだと解説している。

 https://www.ft.com/content/0387c6fd-1c18-4ea8-bb70-bfa6b4537347