晴れ。
クリミア大橋が爆破された。ロシアにとって重要なインフラ施設で、ウクライナ侵攻のプライドを象徴する施設であった。
クリミアに至る大橋で爆発が発生した。土曜日の朝のことだった。少なくとも3人が死亡し、大橋爆破は7カ月に及ぶ侵攻を続けるプーチン政権にとって打撃になりそうだ。
ロシア側によると、トラックが橋の道路で爆破され、鉄路を走っていた7つの燃料タンクが巻き込まれた。プーチン大統領は幹部に命じ、橋の保安体制を強化し、爆発の原因を調査するよう求めた。
この橋は2014年にクリミア半島が併合されたときに建てられた全長12マイルの橋である。完成は2018年。ロシアの威信を象徴する構造物である。同時にアゾフ海と黒海をつなぐ要衝にある橋でもある。また、ロシアが南東部ウクライナで戦争を継続する上で、ロシア軍に対する補給の導管にもなっている。
この明確な攻撃は、ロシアにとって新たな恥辱になっている。キエフは数日で落とすことを設計されていたが、それは今でも戦闘が続いているからだ。
一方、ウクライナ政府側は今回の爆発についてのコメントをしていない。ゼレンスキー大統領側近であるポドラック氏は、ツイートでクリミア橋は始まりである、と述べた。
ロシア政府は、橋のダメージは重大ではなく、道路と鉄路は土曜午後には再開したと述べた。また、ロシアの防衛省は、クリミアをバイパスしてウクライナに部隊を送ることは可能だと述べている。
クリミア地域とリンクしているヘルソン地域では、プーチン氏が任命した知事が子供たちの一時避難を命じている。
プーチン氏は今のところ、停戦に向けた示唆を何ら行っていない。
https://www.ft.com/content/d3db052a-2471-4c45-849d-21c58e58ffd9
ハイマースという武器は戦闘の性格を一変させたという。