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「エネルギー危機」スウェーデンからの警告

 晴れ。

 スウェーデンでエネルギー危機が起きている。エネルギー生産者に対し、緊急の流動性支援を行うことを検討している。

 EUも同時に金融安定性に影響を与えかねないとして、行動を検討している。

 スウェーデンのアンダーソン首相はロシアの決定によってガス供給が止まり、金融危機に陥る可能性を警告している。

 アンダーソン首相は土曜日、スウェーデン政府が数千億クローナの支援を電力会社に行うと述べた。ガスや電力価格が上昇し、変動性が高くなっている。EUのエネルギー大臣らもエネルギー企業の流動性対策に乗り出している。

 電力会社に対する担保要求が高まれば、ストックホルムにある取引市場を通じ、さざ波を引き起こす可能性があると警告している。そして、最悪の場合、金融危機に陥る可能性があるという。

 スウェーデン首相の発言は、ロシアが金曜日にノルドストリーム1パイプラインを通じて、長期のガス供給を行わないと述べたことが背景にある。フィンランド財務大臣もロシアのこうした動きに反応している。スウェーデンと同様の準備をフィンランドでも行うという。

 厳しい冬を前に、欧州は状況の深刻さを強調している。今週、ガスや電気価格は8日間の高騰の後、一服した。しかし、ノルドストリーム1の停止が長期化すると、エネルギー価格は引き続き変動し続けそうだ。

 EUの経済委員は「我々はプーチンを恐れていない。プーチンには契約を遵守するよう求めるが、もしそうでない場合、我々は対応する用意がある」と述べた。

 ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した欧州のエネルギー危機。これは第2幕に入ったようだ。もし、大手エネルギー企業が破綻すれば、それがドミノのように影響していくと思われる。

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