晴れ。
アクティビスト投資家がもはやそれほど敵対的な行動をとらず、脅威とみなされなくなったのはなぜか。著名なウォールストリートの投資家はさほど高いテンションで活動しなくなった。
2008年の金融危機後の10年間、ヘッジファンドの運用担当者はP&Gやサザビーのような低位株に対し、より高い株価がつけられると世論に訴える戦略をとっていた。カール・アイカーンからビル・アックマン、ダニエル・ローブなど、億万長者であるアクティビストらが委任状争奪戦を仕掛け、このような攻勢に出ていた。
その結果、彼らの意見は世界の金融市場でますます力を持つようになった。
しかし今や、こうした戦略は大きく変わりつつある。彼らの戦略は伝統的なPE活動のやり方であるバイアウトに移りつつある。
ゴールドマンサックスでアクティビズムや株主アドバイザリーの業務を行ってきた人物は、多くのアクティビストはより穏健な戦略を検討しつつあると証言する。攻撃的なヘッジファンドの戦略よりも、新しい投資家の資金を集めやすいというのだ。
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