曇り。
エバーグランデ危機。危機が拡大するに伴い、ブラックロックやHSBCのファンドが保有するエバーグランデ株や債券への関心に焦点が集まっている。
ブラックロックなどが運営するファンドが、エバーグランデ債を追加で保有している。流動性危機が起きる数か月前のことだ。
ブラックロックは8月、5つの異なるエバーグランデが発行体となるドル建て債券を購入した。保有額は今年に入り、急激に拡大していた。
ブラックロックは世界最大のアセットマネージャーである。ファンドを通じた保有額は4億ドルである。HSBC運営のファンドも7月に入り、エバーグランデ債を2月対比で38%増やした。保有額は3100万ドル。
ただし、保有しているといっても金額は少ない。
https://www.ft.com/content/87fddf09-ef69-49b3-87bc-1a2d84fffd91
エバーグランデ危機でいったん大きく下げた世界の株式市場も戻している。政策担当者が危機の連鎖を防ぐとの期待感からだ。
世界の株式市場は火曜日になり、損失を取り戻した。
米国ではナスダック指数が0.2%上昇。欧州株式のベンチマーク指数は1%上昇して引けた。
しかし、最新の売り圧力はナスダック指数などの上昇をかき消す勢いだった。
月曜日には世界の金融市場でエバーグランデショックが広がった。世界最大の債務を抱える不動産開発会社であり、今年に入り、同社の株価は85%下落した。
https://www.ft.com/content/2e2c0f41-3680-4139-bf3d-12fdf61ca4c5