晴れ。
世界は債務の「津波」に襲われていると。政府だけでなく、企業も借り入れを増やしており、今年9カ月間で15兆ドルもの債務が増えたという。IIFの調べ。
今年9カ月間のうちに、世界の債務は前例のないペースで増えた。政府と企業は「債務の津波」ともいうべき状況に置かれているという。
15兆ドルも債務がふえたことにより、債務残高は277兆ドルまで拡大した。これはGDPトータルの365%に相当する金額である。2019年末は320%だったので、大幅に悪化した。
債務の主には特に新興国市場で顕著である。今週、今年6番目となる新興国のデフォルトが発生した。ザンビアである。更なるデフォルト事例も想定されている。
新興国では財政危機のリスクが高まっており、IMFも警鐘を鳴らしている。
https://www.ft.com/content/18527e0c-6f02-4c70-93cb-c26c3680c8ad
マーケットブリーフ。米国株は足踏み。2日連続で下落した。欧州株は今年最高となる株高を演出したのと対照的である。投資家らは最近のコロナ感染者数の急増と、コロナワクチン開発の進展を秤にかけている。
S&P500指数は1.2%下落した。ニューヨーク市が学校を再び閉鎖すると発表した後の動きである。テクノロジー中心のナスダックは0.8%下落した。
欧州では0.4%上昇した。
https://www.ft.com/content/e4c7c762-4ab2-4337-a3f5-0d35683d5945