曇り。
欧州ではインフレ加速の見通しが強まっており、ECBの利上げの可能性が高まっている。ECBは2025年までの2%インフレ目標に到達することを期待している。
ECBの内部モデルによると、2年超で利上げの道筋に入ることが示唆されている。
この結論は大半のエコノミストの予測よりも1年早い。現在マイナス0.5%の政策金利は、2014年にマイナス領域に切り下げられて以来、少なくとも10年間はマイナスにとどまるとの予測があった。
しかし、投資家の一部には2023年末にはマイナス金利を脱するとみている。このシナリオはECBの長期インフレ見通しでも確認されている。ドイツ国内銀行のエコノミストらと対談したチーフエコノミストのレーン氏が示唆している。
この見通しは、他の中央銀行の金融緩和策がいつ手じまいされるのかという議論にもつながる。
米国のFedは利上げを早ければ来年にも始めるとの見方も浮上している。パンデミックからの回復次第ではある。ブラックロックは今週、ECBの利上げ期待を押し戻すようなレポートを出した。ECBの利上げは2020年代後半になるという。
しかし、インフレ率は今年に入り、世界中で上昇している。ユーロ圏のインフレ率は8月に3%をつけた。
https://www.ft.com/content/0ee1336d-1c7c-43b5-a8ed-f141f31fb70e
米国株は小売り統計が強い数字だったのにも関わらず、下落した。来週のFOMCを前に、米国の消費の力強さをどう読むか、問われることになる。
https://www.ft.com/content/79d42fab-5d8d-4ba8-b8a7-f3bbb5ca262b
ゴールドマンとアークインベストメント。
https://www.ft.com/content/969314ac-c411-4568-92b4-5257e21e30c1