英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

バークシャー「自社株買い」は何を意味するのか

 晴れ。

 バークシャー・ハサウェイ。積み上げた現預金は1454億ドルにのぼり、そのいっぽうで自社株買いを66億ドル実施する。

 バフェット氏の率いるバークシャー・ハサウェイが、第1四半期の決算を発表した。1年前のコロナウイルスの危機の深淵からよみがえり、幅広い市場の上昇の恩恵を受けた。

 土曜日に発表した第1四半期の決算は、117億ドルの黒字となった。1年前の数字が497億ドルの赤字だったのと対照的な結果である。アップルやバンクオブアメリカなどの大手企業向けの株式ポートフォリオを大きく変化させたことが大きい。

 中核となるビジネスでは、保険会社のゲイコやBNSF鉄道、デイリークイーンなどの業績が改善した。

 バークシャーはこれまで米国経済のバロメーターとみなされてきた。住宅ブームの恩恵を受けるなどが典型例だ。住宅建築やペンキメーカーの業績は好調で、住宅建設部門の売り上げは16パーセント増えた。

 https://www.ft.com/content/33bbf579-20c2-40e4-aec6-4ce76161e18f