英字紙ウォッチング

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テスラとマイクロソフト

 米国企業の決算シーズンが始まった。テスラとマイクロソフトが決算を発表し、ともに好調な業績を記録した。

 マイクロソフトは、在宅の仕事が増えたこと、そしてゲームが好調だったことで、業績が好調だった。とくにゲーム部門は事前予想を上回る業績だった。

 コロナウイルスによるロックダウンのせいで、ゲームブームが起きている。自宅での学習や仕事の需要も大きく伸びている。その結果、マイクロソフトの売り上げを事前予想を上回る水準に押し上げた。

 売上高は、ウォールストリートの事前予想を10億ドル以上上回った。中小企業においてテクノロジー関連の支出が削られ、リンクドインの広告収入も弱含んだ。しかし、これらを打ち消す好調ぶりだった。

 水曜日の後場の取引で、マイクロソフトの株価は2%ほど弱含んだ。マイクロソフトが近年力を入れているAzureソフトの売り上げが大きく落ち込んだせいだ。

 しかし、こうした数字はアナリストの事前予想の範囲内にあった。

 マイクロソフトのNadellaCEOは、今年の危機はクラウドコンピューティングの機運を大きく後押しすることになるだろうと述べた。多くの企業はビジネスをより強靭化させるため、デジタルテクノロジーの採用に踏み切るからだ。

 ただし、世界経済の減速がマイクロソフトの業績にどのような影響を与えるのか、定かではない。

 一方のテスラ。株は急騰した。第4四半期も黒字を計上できたからだ。時価総額で世界最大の自動車メーカーは、コロナ危機のさなか、ライバル会社を圧倒する業績を示した。

 https://www.ft.com/content/2a4a8680-77ad-40e0-985f-7c153e6717ba

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