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国債金利が急上昇

 曇り。

 Nasdaq指数は3.5%下落した。国債金利の混乱が、株式相場に波及している。とくにテクノロジー株にとって昨年10月以来の悪い日となった。

 乱暴な国債の売りが加速している。株価はそれにつれて下落した。

 10年の米国債金利は一時0.23%ポイント上昇し、1.5%をつけた。今年初めてのことだ。5年債金利も急上昇し、0.82%をつけている。

 国債市場の売りは株式市場に波及した。S&P500は2.5%の下落。Nasdaq指数は3.5%の下落となった。これは昨年10月以来のことだ。

 今週、国債市場が動き始めているのは、Fedや議会による経済刺激策を期待してのことだ。投資家のうち、流れに追随して投資をするヘッジファンドや伝統的な不動産証券の買い手は今週、ヘッジに追われた。この動きが世界的な債券の売りを招いた。

 債券売りにより、すべての資産の再評価が迫られている。ただこれは、伝統的な成長加速取引であり、それが世界中で起きている。つまり、金利が世界中の市場を動かす原動力になっている。

 そうした混乱のさなか、米国の財務省は新発の7年国債を620億ドル発行した。しかし、投資家の需要が足りず、需給を示す指標は2009年以降として最悪だった。

 https://www.ft.com/content/ea46ee81-89a2-4f23-aeff-2a099c02432c

 オーストラリアのSWFのトップ、ピーター・コステロ氏。氏は株式市場に警告を発している。いくつかの資産価格については持続不可能であると明言した。

 https://www.ft.com/content/322f2736-970c-4f21-9b3b-9b5eb12123f6