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GM、6週間ストの終結へ

 晴れ。

 GMで続いていたストが終結する見通しとなった。組合側がスト終結を受け入れた。

 ストは賃金と生産計画をめぐって争われてきた。金曜日に行われた最終的な投票において、UAWのメンバーらは時間当たりの賃金を増やし、来年にかけてGMが計画していた一時停止工場の再開で合意した。しかし、3か所の工場閉鎖についてはGM側の主張を認めることになった。

 およそ4万8000人の労働者が先月からストライキに入っていた。賃金や健康保険、臨時労働者らをめぐって争っていた。

 GMとUAWは10月16日付けで声明を出し、過去10年間で初めてのストを終結させると述べた。今回のストによって工場の操業が停止した期間は1970年以降としてはもっとも長い。

 およそ6週間にわたるストの終結はGMと労働者に安心をもたらした。労働者側もスト期間中は通常の給料支払いを受け取れなかったからだ。アナリストによると、ストのコストは20億ドルにのぼる。30以上に及ぶ全米の工場の操業が止まり、カナダとメキシコでは一時的なレイオフも生じたからだ。

 GMの株価はストが始まってから、5パーセント以上低下したが、金曜日には2.6%戻した。

 今回の全米にわたるストは、10月の雇用統計に影響を与える可能性がある。

 https://www.ft.com/content/61f6a6c0-f749-11e9-9ef3-eca8fc8f2d65

 レバレッジローン市場から投資家が流出し始めている。ローンの質を問題にしている。1年以上続いているレバレッジローン市場からの投資家流出は、最大規模のファンドマネージャーの資産を大きく減らす結果となっている。

 過去12カ月で流出額は420億㌦にのぼる。格付け機関のフィッチは、来年のデフォルト率を3.5%に引き上げた。従来は2%と見通していた。

 資金流出はインベスコの資産マネージャーを直撃した。

 https://www.ft.com/content/aa2f73d8-f6b6-11e9-a79c-bc9acae3b654