英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

インフレと失業率の関係

 曇り。
 テクノロジー株が相場の上値を抑えている。いわゆるFAANG株は、3月12日以降、概算で3970憶ドルの市場価値を失った。この3週間で大きく市場価値を減らしている。
 https://www.wsj.com/articles/technology-shares-plunge-again-amid-growing-backlash-1522689491
 フィリップスカーブとルーカス批判と題するブログ記事。
 2000年代に入って以降、失業率が最低の水準にまで低下し、多くの人々がインフレ率が上昇に向かっているかもしれないと驚き始めている。インフレ率は2008年9月の金融危機以降、2%を下回って推移している。
 Fedはすでに利上げを続ける意図を伝えている。そして、Fedウォッチャーの間では、問われるべき唯一の問題は、FedがFFレート目標を引き上げるかどうかではなく、何回利上げを続けるかである。
 なぜFedはインフレ率が上昇し続けると信じ込んでいるのだろうか。これは経済ブログ界が解き明かそうとしてきたなぞの一つである。一つは、2%の天井を破ってインフレが上昇するリスクは受け入れがたいほど高いという観念である。このリスク評価は、フィリップスカーブから推論される分析に基づいている。次の質問はFOMCはなぜフィリップスカーブにヤキモキしているのだろうか。
 今週、セントルイス連銀のアンドルファット氏が分析を行っている。
 https://uneasymoney.com/2018/03/30/the-phillips-curve-and-the-lucas-critique/