英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

パウウェルと政策の継続性

 晴れ。PCが重い。WSJは広告がぴょんぴょん飛び出てきて、実に読みにくい。おそらく、この広告がうるさくて、消えてくれない、と感じる読者は多いはずで、三菱重工とか東レとか、クライアントイメージにとっては逆効果だろうに…。
 一昨年の大統領選挙において、シリコンバレーのスタートアップ企業の技術が選挙戦をかく乱するのにつかわれたことを指摘している。プロパガンダを担うスタートアップが存在するそうなのだが、それがロシアによるかく乱に利用された。有権者の関心を最大限集めるために、より洗練されたソーシャルメディアが使われた。
 金曜日に発せられた連邦政府の起訴状によると、シリコンバレーの技術を深く理解した組織の豊かな実態がわかる。候補者や政治システム全般への不信を植え付けるようなソーシャルメディア情報が流されている。
 https://www.wsj.com/articles/russian-influence-operation-allegedly-ran-like-a-propaganda-startup-1518872400
 パウウェル新議長は政策の継続性を今のところ強調している。中央銀行は今年、金利をゆっくりを上げ続けていくということを示唆している。市場のボラティリティの高まりとインフレの兆候が出ていることに対し、落ち着いた姿勢を見せている。
 3月のFOMCでは市場で幅広く予想されているように、利上げに向かうとみられている。
 市場にとってより大きな問題は、今年3回の利上げの絵を描くかどうかだ。もし減税が刺激するようであれば、4回の利上げもありうる。
 最近のインタビューや公式声明文を見る限り、今のところ政策当局者はそのような見通しを示していない。
 FRBは2015年12月以来、すでに5回の利上げに踏み切った。政策金利は1・25から1・5パーセントの間にある。
 https://www.wsj.com/articles/for-the-federal-reserve-a-new-chief-but-same-interest-rate-path-1518813565