英字紙ウォッチング

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シーメンスの上場

 曇。毎日本当にいろいろなことが起きる。
 ドイツのシーメンスの一事業部門が上場する。1996年以降のドイツにおけるIPOとしては最大規模となる。
 シーメンスは欧州における最大規模の産業コングロマリットだ。医療ソリューション部門をフランクフルト市場において上場させる。規模は400億ユーロになる。
 シーメンスは上場先として、ニューヨークではなく、フランクフルトを選んだ。医療ビジネスはイメージングと診断事業だ。
 上場時期はおそらく2018年上半期となる。
 上場先をめぐっては、ニューヨーク、ロンドン、香港との争いとなった。
 上場に伴い、シーメンス保有株のうち、25%を売却する。
 現在のCEO、Kaeser氏が2014年に打ち出した「ビジョン2020プラン」によると、シーメンスはコア事業に集中し、そうでない事業部門はIPOさせるとした。
 医療事業部門は、9つあるシーメンスの事業分野のうち、売上規模で最大だった。そして利益率も19%と最大だった。
 https://www.ft.com/content/57ffd408-d521-11e7-a303-9060cb1e5f44
 米国の法人減税案は、上院の公開討論に付され、審議の行方は流動的になっている。財政赤字タカ派は、減税による経済成長押上効果は見通しほどではないとみている。
 https://www.wsj.com/articles/senate-heads-toward-initial-vote-on-tax-overhaul-1511976620