英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中間層減税

 今日は気温が下がって涼しい。
 WSJの調査報道。トランプ氏の選挙キャンペーン責任者であったポール・マナフォート氏が、ロシアの富豪と密接な関係にあったという。具体的には、ウクライナだけでなく、グルジアモンテネグロにおいて、ロシアの政治的な利益を追求する仕事に10年以上にわたって関わっていたという。
 マナフォート氏の仕事相手はロシアの富豪デリパスカ氏で、彼はプーチン大統領の外交目的に添って活動をするベンチャーを経営している。
 https://www.wsj.com/articles/paul-manaforts-overseas-political-work-had-a-notable-patron-a-russian-oligarch-1504131910
 トランプ氏は法人税減税と税体系全体の簡素化のために、共和、民主両党の支持が必要だと訴えた。もし実現すれば、中間層の労働者にとってメリットになると述べた。
 共和党としては2018年の中間選挙の前に法案を通したいと考えている。
 共和党はこの案に関して産業界から支持を得ており、なんとか政治的な勝利を得たいところだ。しかし、民主党の支持はなく、互いに競合する党派や利益団体の支持を得る必要がある。
 トランプ氏は法人税率を15%まで低下させ、海外の利益を国内に還流しやすくしようと狙っている。その結果、中間層のメリットになるとトランプ氏は述べている。
 しかし、35分間のスピーチの中で、一般論と現在の仕組みを説明するだけで、これ以上の詳細を明らかにすることはなかった。
 https://www.wsj.com/articles/trump-pitches-business-tax-cut-to-middle-class-1504087200