曇り。今週もあっという間に終わる。
ECBのドラギ総裁が追加緩和の可能性を示唆した。具体的には大規模な債券買取とすでにマイナス状態にある預金金利のさらなる切り下げを示唆している。ユーロ圏のインフレ率はきわめて低水準であるうえ、回復も鈍いからだ。
ドラギ総裁は会見で「ウェイト&シーでなく、ワーク&アセスだ」と述べた。マルタで行われたECBの理事会の後に行われた。
ドラギ総裁の発言を受けて追加緩和期待が高まり、金融市場は大きく動いた。ユーロ圏の株式市場や債券市場は上昇した。ドイツ2年国債はマイナス0・3パーセントに下落した。通貨ユーロはユーロ安に振れた。
さらにドラギ総裁は「緩和の程度は12月の政策会合で再検証される必要がある」と明言した。
http://www.wsj.com/articles/ecb-leaves-interest-rates-unchanged-1445514521