曇り。今週前半は雨模様。8月も今日で終わり。あっという間である。
Fedは年内利上げの可能性を捨ててはいないようである。ジャクソンホールからの報告。
シンポジウムの会場からは、株式市場の乱高下や中国経済の減速にも関わらず、米国雇用市場が改善していることが米国国内供給が拡大していることを評価して、年内利上げの考えを変える必要はないとのメッセージが散見された。
インフレ率も低いが、原油価格低下やドル高による一時的なせいであり、いずれ2パーセントのターゲットに向かっているとの見方もみられた。
ジャクソンホールに集う幹部の中で、唯一利上げを見送り、ゼロ金利を維持し続けるべきだと述べたのは、ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁のみだった。コチャラコタ総裁は、Fedの力学の中でその発言力、支持者を失いつつある。
英国中銀のカーニー総裁も、年内、あるいは遅くとも来年初の利上げにこだわっている。
http://www.wsj.com/articles/fed-appears-to-hold-line-on-rate-plan-1440959106
そして、中国。北京政府は大規模な株価下支え政策を放棄することを決めた。その代わりに、マーケットの不安定化させるような疑わしき取引を見つけ、処罰する方針だ。
過去2ヶ月間、中国政府系のファンドは約2000億ドルを投下し、株式市場を買い支えた。しかし、株価は6月半ばのピークから37パーセントも下落した。どんな大量の資金を投下しても、株式市場を思うとおりに動かせないことがはっきりした。
中国政府が株式市場下支えに躍起なのは理由がある。今週、抗日戦争勝利70周年祈念のパレードが行われるからだ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/2f11ebdc-4ef3-11e5-b029-b9d50a74fd14.html#axzz3kLXjA6bo