英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

戦後70年

 曇り。
 戦後70周年を迎え、明仁天皇の発言。「深い悔恨」(deep remorse)をあらわした。慣例となっている表現から少し離れ、安倍首相の保守的な政策に対するこれまで隠されていた非難の意味が込められていると評価されている。
 その前日の14日には、安倍首相が談話を発表した。談話では、自身の言葉による明確な謝罪の言葉はなかった。
 天皇日本国憲法のもとでは国家の象徴とされている。しかし、今回の天皇の発言はその点で異例な発言といえる。
 毎年行われている終戦記念日の挨拶の中で、天皇が悔恨に触れるのは初めてのことだ。政府高官はインタビューに答え、今年の挨拶で天皇は個人的な心情に触れると述べていた。それは、天皇も高齢になり、今後挨拶をする機会もそれほど残されているわけではない事情が作用しているという。
 http://www.wsj.com/articles/japan-commemorates-70th-anniversary-of-world-war-ii-1439611883
 今週の注目イベントについて。水曜日に、FOMCの議事要旨が公表される。水曜日には同じく7月の消費者物価指数も公表される。Fedはこの消費者物価指数を好んで利用しているわけではないが、物価動向が堅調なのかを知る一つの手がかりにはなる。
 http://blogs.wsj.com/briefly/2015/08/14/5-things-to-watch-on-the-economic-calendar-80/