英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

カーニー総裁の警告

 晴れ。もうそろそろコートはいらないかな。
 クリミア半島編入する条約について、ロシアのプーチン大統領が署名した。ただ、プーチン大統領はこれ以上のウクライナの領土を編入するつもりはないと付け加えた。西側諸国による制裁はものともしない姿勢だ。
 正確にいうと、プーチン大統領クリミア半島セバストポリ港を併合する条約に公式に署名した。両者は長い間、行政上は分けられていた。ロシアによる黒海半島の併合は、第二次世界大戦以来の出来事になる。
 一方、ウクライナとロシアの軍隊との間の緊張は極度に高まっている。一人のウクライナ職員がすでに殺されている。
 米国はさらなる対ロシア制裁を準備しているとホワイトハウスの報道官は述べた。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304747404579446920731715270?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj
 さて、昨日から始まったFOMCである。今回のFOMCの注目点について、Hilsenrath記者。いわゆるテーパリングは、4月からは550億ドルに減額されるとみられている。声明文の中の経済状況に関する分析は、2、3の修正があるだけだろう。
 焦点の一つはおそらく第5パラグラフに盛り込まれる、短期金利の見通しである。どれほど長くゼロ金利政策を続けるのか、どのように利上げを始めるのか、が注目点だ。
 失業率で6・5%、インフレ率で2・5%の閾値を示しているが、失業率が6・7%に近づいている中、すでにこのフォワドガイダンスは有効性を失いつつある。数値で示した閾値をなくしたいとFedは考えているが、同時に金利が急騰する事態も避けたい。金利先物市場は、2015年後半からの金利上昇を予想している。
 ダラス連銀総裁のフィッシャー、フィラデルフィア連銀のプロッサーというタカ派総裁が投票メンバーに入った。イエレン議長としては、バーナンキ前議長のように、FOMCメンバー全員の同意を取り付けられるのかについても注目が集まる。
 http://blogs.wsj.com/economics/2014/03/18/what-to-watch-from-the-fed-wednesday/?mod=WSJ_hpp_MIDDLENexttoWhatsNewsThird
 イングランド銀行のカーニー総裁が金融システムについて、リスクが高まっていることを警告している。具体的には住宅市場と国際的な金融システムについて、リスクが蓄積しているのだという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/05046a9e-ae82-11e3-aaa6-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz2wMVKgPLB