英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ディスインフレの世界

 今日も快晴。
 昨日のダウ工業株価指数は0・5%の下落だった。焦点は今週末の雇用統計の発表で、Fedが金融緩和政策を縮小するかどうかが依然として注目されている。株式市場のボラティリティは高いままだ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323469804578524792068803264.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 多くの先進国におけるインフレ率は鈍化傾向にある。中央銀行による金融緩和政策の継続を正当化する主張を後押しすることになるが、今週木曜日のECB理事会において利下げのアクションがとられるとは予想されていない。
 OECDのデータによると、加盟34カ国の4月のインフレ率は1・3%となった。これは2009年10月以来の低い水準となる。ただ、新興国のインフレ率は依然上昇しており、世界全体がディスインフレに悩まされているわけではない。
 http://blogs.wsj.com/economics/2013/06/04/inflation-slows-across-most-developed-countries/
 IMFのラガルド専務理事がインタビューに応じ、ギリシャが債券市場で来年にも資金を調達する可能性がある、と述べた。ギリシャに対する市場の信認が回復しつつある、と述べたものだが、本当であろうか。
 ラガルド氏によると、労働市場改革や銀行改革は順調に進んでいる。ただ、ダウンサイドリスクも残っていると認めている。
 http://blogs.wsj.com/economics/2013/06/04/imf-chief-doesnt-rule-out-greece-tapping-debt-markets-in-2014/