英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブラード講演

 梅雨らしく、雨の日々が続く。
 米国のプライベートエクイティに対する金融事情。買収ファンドへの金融機関の融資姿勢は相当緩和的であるようだ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324049504578541682153460740.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 Tim Duy教授のFedウォッチより。話題は6月10日付けのセントルイス連銀、ブラード総裁のプレスリリースだ。パネルディスカッションでの発表をまとめたものだ。総裁は、米国経済のパフォーマンスはゆっくりとだが、確実に回復しているとの認識を示したうえで、インフレ率が驚くべきことにダウンサイドに触れている、と述べた。こうした複数のデータを総合すると、FOMCは現在の金融政策を継続すべきことを示している、と判断した。
 低インフレ率を考慮し、金融緩和を続けるべきだとの主張を導き出すのは、驚くに値しない。ブラード総裁は以前からインフレ率にもフォーカスすべきだと述べていたからだ。
 しかし、このブラード総裁の主張がFOMC内のコンセンサスを得ているかというと、そうではなく、少数意見だ。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/06/fed-watch-bullard-holds-his-ground.html
 http://www.stlouisfed.org/newsroom/displayNews.cfm?article=1814