昨日の雨から打って変わって晴れと曇り。
クルーグマン教授がライブストリームに出演し、オックスフォード大学のアトキンソン教授と不平等と成長について議論する。
http://www.calculatedriskblog.com/2013/05/discussion-on-inequality-and-economic.html
ラインハート・ロゴフ論争に絡めて、ジェフリー・フランケル教授が、関心を集めたが、緊縮財政派(austerians)と財政刺激派(stimulators)の間の議論は深まったのか、と問いかけている。ロゴフ教授らを批判する人は、間違った石を投げているのではないか、と。テキストを正しく読むとはどういくことか、問いかけているように思う。
ロゴフ教授らのペーパーの発見は、GDP比の債務残高が90%以上と高い国々は、経験的に成長率が低い傾向にある、という点にある。スプレッドシートの間違いがあったとしてもそれは変わらない。そして、不況期が財政を引き締める好機だという政策的な含意を導き出しているわけでもない。
そして、アレシナ教授の有名なペーパーに触れて、そのペーパーも正当に批判されているわけではない、と指摘している。
http://content.ksg.harvard.edu/blog/jeff_frankels_weblog/2013/05/20/on-whose-research-is-the-case-for-austerity-mistakenly-based/