英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ラインハート・ロゴフ論争その後

 雨。風も強い。
 麻生財務相のインタビュー発言がWSJで取り上げられている。日本経済がデフレから脱却するには、日本銀行の掲げた2年という目標より時間がかかる、との認識を示した。G20では、日本の金融緩和政策に伴う副作用について懸念が示された。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324493704578434681803143390.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 日本のTPP交渉への参加についての記事。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324763404578434870921655346.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 米国経済のおさらい。先週出たFedベージュブックによると、住宅主導で米国経済はモデレートな回復が続いている。住宅着工件数は2008年6月以来の最高の水準を記録している。住宅主導で経済が回復しているということは、この回復局面があと2,3年続くと期待できる。
 一方、悪いニュースとしては、製造業指数が冴えない。失業保険申請件数も増えており、これは政府の予算削減の影響を受けている。   
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/04/summary-for-week-ending-april-19th.html
 Tim Duy教授の投稿。日本の中期的な財政再建策は、高い成長率を伴ったものでないと信頼のおける再建策にならない、と説く。そのために経済の構造改革が必要なのであり、改革なしに財政刺激策や金融緩和を打っても、政策的には袋小路に陥る危険性がある。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/04/fed-watch-three-parts-to-macro-policy.html
 ラインハートとロゴフ両氏の著作に関する論争がいまだに続いている。
 http://www.economist.com/blogs/freeexchange/2013/04/economics