英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブラード総裁の関心

 セントルイス連銀のブラード総裁は、インフレーションが潜在的な問題だと考えている。しかし、総裁の関心の持ち方は、普通の人とは異なっている。ブラード総裁によると、インフレ圧力があまりに弱くなり過ぎており、もしこれ以上圧力が弱まるようであると、インフレ圧力を強めるために資産買い入れでテコ入れする必要があるかもしれない、という。
 金融政策に対する目下の関心は労働市場にあり、労働市場の回復ぶり如何によってFedが資産買い取りプログラムをいつ終了するかに関心が寄せられている。しかし、インフレ率の動向からも目を離してはならない。現在のインフレ率の動向を見る限り、Fedが年内に資産買い取りプログラムを終了すべきだとは思えない。 
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/04/fed-watch-bullard-concerned-about-low-inflation.html